公文式教室に通って、半年以上先の学年を超えて勉強すると進度一覧表(ダイジェスト版)を持って帰ってきます。そこには、いろんな情報が満載です。
実は、学年別学習者数が分かるんです。
以前、2018年12月末時点の学習者数(算数)を分析しました。
公文式教室(算数)の学年別学習者数グラフ(2019年3月末)
2019年度3月末の進度一覧表を入手したので、同じように分析してみます。
結果
- 小学2年生3月に、学習者数はピークとなる、その後減っていく。
- 出生数に対して、最大8.6%のくもん学習者がいる。つまり、40人クラスだと3~4人公文式算数を学習している。
2018年12月末と2018年3月末の学年別学習者数グラフを並べてみた。
12月末と3月末時点のグラフを並べてます。
小学2年生の12月をピークに学習者数が減ってきます。つまり、公文式は小学2年生12月で新規入会者と退会者が均衡してくる。
学年別基準認定者(半年以上先の学習者)数グラフ
進度一覧表には、進度基準認定者数も記載されています。進度基準認定者とは、半年以上先の学習者です。学習者数も分かるので未達成の学習者数も分かります。
今回は、2018年12月版と2019年3月版を並べました。
結果と考察
半年未満学習者数が小1の12月をピークに、その後減っている。新規入会者が増え続けるのは、小1の12月まで。
新規入会者は、学年を超えて学習を始めることがないんです。100点を取り易いところから始めるので、誰もが学年を落として始める。
半年以上学習者数は、小2の3月をピークに、その後減っています。高進度の生徒が辞めていることを意味します。おそらく目標の進度に達したからか中学受験塾に切り替えるための準備を始めているんだと思います。
ただ、この資料ではどこまで教材が進んでいるかは分からないんです。
公文式算数の使い方
学習者数のグラフと基準認定者のグラフがあるので、公文式算数のトレンドが分かりました。
幼いうちから公文式算数を始める。小2の3月までに目標教材に達成するもしくは、中学受験塾に切り替える準備(入塾テスト)のために、公文式算数を卒業する。
これが公文式算数教室の習い始めと終わり方のトレンドです。