公文式教室(くもん)

公文(公文式)3学年先の割合

くもん(公文式)教室の3学年先の割合が知りたい人多いですね。噂では、中学受験をするなら3学年先でないとしんどいとか。あるいは半分の生徒が3学年先だと言われているとか。さて、実際はどうなんでしょう?

そこで調べたのが、進度一覧表。学年を超えて学習する生徒には、進度一覧基準認定書とともに、進度一覧表のダイジェスト版も渡されます。このダイジェスト版(2018年12月末現在)から公文に通う生徒がどれぐらい3学年先を学んでいるのか教科別に紐解きます。

ちなみに、進度一覧ダイジェスト版には、学習者総数、基準認定者総数(半年以上先)、2学年以上先、3学年以上先の学習者数が記載されています。単純に合計していくと学習者総数を超えました。おそらく、2学年先は3学年先の学習者も含まれていると思われます。ここでは、分かりやすいように、2学年先は、2学年先の生徒、3学年先は3学年先と記載します。

公文式算数の3学年先の割合

早速、算数学習者総数に対する3学年先の割合です。公文式算数を習う人は、64万人。その内、3学年を超えるものは4万人、7%です。

公文式算数の進度別割合(全学年)

少ないですよね?ぼくの印象は少ないです。正直、わが子が通うくもん教室では、進度認定者全員の名前が公表されているので、およその人数分かります。それでたった7%の訳ないって感覚。

他に何か比較できる物はないか探しました。すると、kumonのHPにとっても参考になるデータが記載されています。それがこちら。

“kumon HPより引用”

2016年9月度全国データより小3算数の学習進度です。3学年以上先は10%。2018年度の全生徒のデータとあまり変わらない。若干、小3算数のデータの方が高い。これには、理由があります。

小3の9月といえば、新四年生が始まる前です。そう2月から新四年生が中学受験に向けた塾が始まるんです。そのための入塾テストが秋頃から始まります。中学受験をする優秀な子どもたちが抜ける。その前の数値を抜粋しているんです。つまり3学年以上先を勉強している生徒は、最大でも10%にしか過ぎないってこと。

疑問と答えが乖離してます。そもそも、7%のはずないって始まったのに、全国平均では10%で落ち着く。

これは教室によって差がある!

一部、中学受験の競争が激しい地域は、公文式(くもん)に通わせてそれから進学塾に通わせるのが王道になってます。そして中学受験競争の激しい地域の公文教室は、進度一覧表の上位にその名前を連ねます。その親御さんからの声がそのまま誇張されてる。一般的には3学年以上先に進んでいる生徒は7%なんです。

公文式英語の3学年先の割合

早速、英語学習者総数に対する3学年先の割合です。公文式英語を習う人は、38万人。その内、3学年を超えるものは11万人、29%です。

公文式英語の進度別割合(全学年)

どうです?これぐらいって思います?高いって感じます?ぼくはこれも低いと思います。半数いてもおかしくない感覚です。

一般的に公文式の英語は、算数と比べて進度が進みやすいとされてます。優秀な子どもたちが集まるJフレンズには、英語での参加者がほとんどとか言われている。

さらに、中学受験で関係のない英語です。公文式に入った子どもたちが算数と国語しかしませんって場合は少ないですよね。やはりこれからは英語がないとしんどいから英語も勉強する。中学受験対策の塾に通っていても英語だけは続けるって場合もあります。だからここまでの数値なのかなと思います。英語が算数よりも高い数値がでるのは理解できます。

でも、それでも低い。ぼくの肌感覚だともっといてもおかしくない。

公文式国語の3学年先の割合

早速、国語学習者総数に対する3学年先の割合です。 公文式国語を習う人は、46万人。その内、3学年を超えるものは29万人、6%です。

どんな感覚になりましたか?まあそうだろうな、ですよね。算数と変わらない数字です。

一般的に、国語も算数と同じで英語より進みが遅いとされています。そして優秀な子どもたちが中学受験塾に抜ける。その影響もあってこの6%なのかなと思います。

でもこの数値も低いです。

公文式算数、英語、国語の3学年先の割合から見えてくること

印象として、以下を抱いています。

  • どの教室も英語は学年を超えてプリントさせる。
  • 算数と国語は英語に比べて進みにくいから進度も遅い。
  • 感覚だが、教室毎の差を感じる。

繰り返しますが、どうしてもこれらの3学年先の数値は低いんです。我が子が通う教室と比べているからなんだと思います。やはり教室毎に差がある。

全国的にはこの数値が一般的です。でも中には素晴らしい指導力を持った先生がおられて子供たちを成長させてる。我が子が通うくもん教室の先生がそうだからこの差を感じるんだと思います。

ご近所くもん教室の探し方

公文式はみんな同じプリントを解きます。解く順番も一緒です。でも教室毎で差があると感じている人は少ないはずです。算数、国語において3学年先の割合が10%以下の教室はたくさんあります。

近いからって理由で選ぶのも一つの選び方ですが、同じ月謝を払っても指導者によって子どもの伸ばし方が違うってことも覚えておいた方がいいです。

公文教室の選び方のリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。