まだ早いという気もしますが、ここを抑えておかないとどれぐらい老後資金を確保する必要があるか分かりません。
そのため老後の資金をいくら必要とするか計算しておくことにします。まず前提として年金をいつからもらえるかということがありますが、現在65歳からもらえるということなので、そこはそのままにしておきます。
サラリーマンを60歳まで続けるとして65歳で年金を受け取ります。さらに、2015年では男性で81歳まで生きることになります。我が家は嫁さんが専業主婦なので、その前提も変えません。
まとめると計算の前提は以下の通り。
- 60歳定年。
- 65歳で年金受け取り。
- 嫁さんは専業主婦。
- 退職金は2000万円。
- 平成28年度の平均月額支出は老夫婦二人で28万円。
- 貯蓄型生命保険1125万円の受給。
- 住宅ローンの支払い60歳時点、残り1320万円。
- 子育ては完了しているとする。
- 介護費用は一人800万円。
さてと、ざっくり計算を続けます。
現時点だと、年金は夫婦で20万円ほどもらえます。81歳までもらえるとなると、20万円✖(81-65)✖12カ月=3840万円となります。さらに退職金と生命保険があるので、合計収入は6965万円。
ここから支出はというと、生活費で28万円✖(81-60)✖12カ月=7056万円。さらに住宅ローンを足して8376万円。
単純に収入ー支出(6965万円ー8376万円)=1411万円足りない。
これだけ貯蓄していれば生活できると考えるのは、かなり甘くて物価上昇もある。さらには81歳までの寿命かといえば、あくまで現時点の平均年齢。将来の寿命はまだまだ延びて100歳まで生きるかもしれないし、ぼく個人となるともっと生きるかもしれない。さらに病気にかかる医療費もかさむかもしれない。
心配しだすときりがないのですが、1411万円は最低ラインと考えるべき金額かな。
100歳まで生きるかも?
この計算は81歳まで生きることが前提になっています。これよりも短命に終わるのは生命保険でなんとかあるようにしていますが、問題はこれ以上生きること。『LIFE SHIFT』には100歳まで生きるようになっています。
つまり、収入がこれぐらいになります。
20万円✖(100-65)✖12カ月=8400万円となります。さらに退職金2000万円と生命保険1125万円があるので、合計収入は11,525万円。
支出はこれぐらいになります。
生活費で28万円✖(100-60)✖12カ月=13,440万円。さらに住宅ローン1320万円を足して14,760万円。
さらに介護費用を追加して考えると、厚労省の発表だと一人800万円。二人で1,600万円必要。
つまり、
14,760万円+1,600万円ー11,525万円=4,835万円
4,835万円足りない。100歳まで生きるだけで、一気にハードルが上がりますよ。
さすがに100歳まで生きるのはやりすぎ?
もう少し信憑性のある数字で見てみると、内閣府が出している数字では、2060年度で男性85歳、女性91歳と見込んでいます。ぼくは男性なので、85歳で計算すると、
収入
20万円✖(85-65)✖12カ月=4,800万円となります。さらに退職金2,000万円と生命保険1,125万円があるので、合計収入は7,925万円。
支出
28万円✖(85-60)✖12カ月=8,420万円。さらに住宅ローン1,320万円を足して9,720万円。
つまり、1,795万円足りない。
介護費用を追加して考えると、厚労省の発表だと一人800万円。二人で1,600万円必要。
結論
そうすると合計で60歳時に3,395万円貯蓄が必要。世間一般にも老後資金として3,000万円の貯金が必要だと言われているけれどこの数字をみると納得できます。
さて、現在ぼくは38歳。子どもが二人さらに嫁さんは現在妊娠中ということを考えて、年間どれぐらい貯金をする必要があるか考えると、
3,395万円÷(60-38)=154万円
毎月13万円の貯金となる。これだけ副業で稼げばいいんだな!