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初心者投資家おすすめ書籍『賢者の投資、愚者の投資』を読む!

最近、株式投資に傾倒していますが、過去に痛い目を見ているので弱腰になっています。しかし、賢者の投資という題名にひかれてこの本を読んでいます。

50年超の投資実践でつかんだ「最後に勝つ」相場の哲学 賢者の投資、愚者の投資
山崎 和邦 日本実業出版社 2015-12-03
売り上げランキング : 221829

by ヨメレバ

わずかな資金から始めて、バブルもリーマンショックも直前に売り抜け、膨大な金融資産を構築した現役投資家の不滅の相場哲学!

株式投資は精神論とか行動心理学の読み合いではないかと思えるような内容です。筆者はリーマンショックやバブル直前に売り抜けたとありますが、それは繚乱する周囲を異常に感じたため、株式を売り切ったとあります。ここには二つの条件が必要です。

  • 周囲からの情報が金融関係が多く含まれること。
  • 異常を感じ取れる知性を持っていること。

常に株式に関する情報を入手できる状況にあり、かつ、異常を感じ取れる力があるから為せたことであり、それなりの知性、教養、常識といったことを常日頃から鍛えておけば最悪の事態も回避できたとあります。

このあたりは、毎日の心がけであり一朝一夕で身つくものではないレベルです。読書と経験値をあげていくことしかないです。

また投資よりも投機よりの考え方をしていて世の中の異常な株式評価を狙って安い時に買って、適切な価格で売り抜けるというものであり、底値や天井を狙い続けると投機でいう機を逸するという考え方の持ち主です。ここでも異常を読み取る力と欲張りすぎない自律した力を必要とするんですね。

常日頃からの心がけを学べましたが、明日、明後日からすぐに実践できる内容ではありません。強いて言うなら、これから来る株の暴落時までに購入できる現ナマを用意しておくことぐらいですかね。