公文式教室(くもん)

公文式教室(英語)の学年別学習者数(2019年6月末現在)

公文式教室に通って、半年以上先の学年を超えて勉強すると進度一覧表(ダイジェスト版)を持って帰ってきます。そこには、いろんな情報が満載です。

実は、学年別学習者数が分かるんです。

前回、英語(2019年3月版)の学年別グラフを作りました。

公文式教室(英語)の学年別学習者数グラフ(2019年6月末)

2019年度6月末の進度一覧表を入手したので、同じように分析してみます。

結果

  • 小6の6月までは、学習者数は増加し、その後減少する。中1になると減少する。
  • くもんの英語学習者数は、出生数に対して、最大5.5%の学習者がいるので、40人クラスだと2~3人くもん英語を学習している。

2018年12月末,2019年3月末,6月末の学年別学習者数グラフを並べてみた!

2018年12月末、2019年3月末と6月末時点のグラフを並べてます。

小学5年生12月末~小学6年生12月末をピークにその後学習者数が減ってきます。つまり、公文式英語は小学5、6年で新規入会者と退会者が均衡してくる。

学年別基準認定者(半年以上先の学習者)数グラフ

進度一覧表には、進度基準認定者数も記載されています。進度基準認定者とは、半年以上先の学習者です。学習者数も分かるので未達成の学習者数も分かります。

今回は、2018年12月、2019年3月、6月を並べました。

結果と考察

半年未満学習者数が小6の3月をピークに、その後減っている。新規入会者が増え続けるのは、小6の3月まで。中学校に入ったら英語が始まるので、その先取り対策対策として入会する人がいるのでしょう。

公文式の新規入会者は、学年を超えて学習を始めることがありません。100点を取り易いところから始める(学年を落として始める)ので、新規入会者だと分かります。

半年以上学習者数は、小5の12月~小6の6月をピークに、その後減っています。高進度の生徒が辞めていることを意味します。おそらく目標の進度に達した、もしくは、さすがに中学受験本番直前は、受験に集中するためだと思います。

ただ、この資料ではどこまで教材が進んでいるかは分からないんです。

そして中学生になったら、高進度者の半分が公文式英語を卒業する。おそらく学習塾に切り替える、もしくは、部活で時間が取れないのどちらかでしょう。

公文式英語の使い方

学習者数のグラフと基準認定者のグラフがあるので、公文式英語のトレンドが分かりました。

幼いうちから公文式英語を始めてもいいし、中学校から英語が始まるのでその先取りとして小6から始めている人もいる。

小5の12月までに目標教材に達成するもしくは、中学受験に集中するために、公文式英語を卒業し始める。それでも中学受験直前まで英語を続けている人は多い。

中学生になったら、優秀な子どもたちの半分が公文式英語を卒業する。

これが公文式英語教室の習い始めと終わり方のトレンドです。

英語教育は、今後、小学生から始まります。これまでは中学英語に照準を合わせていましたが、小学生英語に照準を合わせて公文式英語を始める人が増えてくるはずです。確かにくもんのEペンシルは最強ツールだと思いますよ。