おそらくこの本を手に取る人は公文式の指導者以外ないだろう。表題を見たとき、公文式の内部資料だと感じた。公文式指導者向けの指導情報雑誌『やまびこ』。これに故公文公氏が残した言葉を全収録したものが本書です。
公文式の原典
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読みながらTwitterでメモしてます。忘れないし、自分の頭で対話できるので意外と便利でおススメです。
公文式の原典
古い本を見つけた。故公文公氏の言葉を抜粋してる本。
これ以上、詳しい本は関係者以外知り得ないだろう。
やまびこと呼ばれる内部資料の文集みたいだな。https://t.co/bB3buWnpa1— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月11日
この本、公文会長の言葉をそのまま載せてる。
オブラートに包んでないので、すごく明確。
たとえば、
小学生で真ん中の成績では困ること、一流大学に進んでもらいたいために、我が子にプリント学習をはじめたこと。
ストレートでいいですよ!— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月11日
公文式でプリント学習ができるのは、熱心でプリントを信用する母親のおかげ。
ママだけに焦点をあてるのは、今はご法度。当時の言葉そのままだが、当たってる。
親が促すことをしないと習慣化してないときは、続かない。この辺りで挫折するんじゃないかな。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月11日
数学はすべての基礎。1日30分の勉強時間。
当時は国語の可能性を見出していなかった。だから小学生の間にこれだけすれば、一流大学に行けると信じてプリントしてる。
色んな教科よりもとりあえず一つの教科で秀でることを信じてる。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月11日
公文式の始まり頃、昭和35年の話。
算数しかなかった公文式。全ての教科を教えるよりもとにかく一つだけ秀でるようにしてた。
輝くものがあれば、他でも自信がもてる。輝く、伸びるといった成功体験は、子どもにとってとにかく貴重なものです。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月12日
公文式は計算だけ。
とにかく計算。計算力を付けるため。では計算力がなぜ大切か?
中学生以上で数学ができない理由は、計算力がない場合が多い。計算力がないため、計算が嫌い。
では計算力をつけるには?— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月12日
正確に計算出来ること。自分で誤りを見つけること。誤りを早く直すこと。
だから、公文式はいつまでも指導者はヒントのみで、正解、具体的な誤りの指摘をしない。
やっと分かったわ。何故指摘してあげないのか。
全ては計算力のためなんだな。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月12日
くもんの勉強量
1教科あたり、5から10枚。時間は30分。3教科なら、滞在時間は90分だ。
入会時はあえて半年以上前のレベルから始めて簡単に100点が取れるように思わせてスタートする。
学年未満で不満かもしれないけど、みんなそうさせられてる。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月13日
早く方程式に入ること。
方程式が使えるようになると算数の問題を方程式で解ける。
実際は学校の授業で使わないが、別の解き方があると、一つ高い視点から問題を見れる。
確かに小学生のとき、方程式で解いてる奴いたな。そうか、公文生だったか。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月14日
下位の小学生を育てたい。
これを早くやりたかったらしい。集団学習でブレーキになってるのは、このグループ。
だから早く、この子らの学力を上げて、集団学習のレベルを上げやすくしたい狙いがあった。
おそらく、創成期から公文式の噂を学校単位で向上させたい狙いがあったのだと思う。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月14日
創成期の公文式は、小学中学年生がターゲットだったんだろう。
早く方程式を解かせてあげたいと思ってた。
しかし、我が子の幼児期から公文式を教えると、なかなかできることに気づいたので、幼児教育も始めようとなったらしい。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月14日
高校数学の教科書を理解しているのは10%以下。
これに憂いを感じた故公文公氏は、高校数学の理解のために、公文式を継続した。
高校数学は、工学系の学部ならどうしても使うし、単位もある。数学は、工学系の基礎なんだ。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月15日
だれでも算数が好きになる。算数ができるようになる。
これが公文式の効果。この通りにいかないのであれば、プリントの進み過ぎ。
戻してやらねばならない。
そうだな。単純に進度だけじゃないな。算数を好きになってもらいたいから、無理矢理進度をあげなくてもいい。まずは好きになることだ。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月15日
公文式設立5周年。
このとき教室数300、生徒数4000だったが、新教室を急がず、生徒の学力向上にに努めるとある。
プリントを見直したりするという意味だろう。
確かに今でも指導者からの要望でプリントを変更したと聞く。この精神は根付いてるんだ。— おかぽん@5y🚺2y🚺7m🚺定時帰宅中 (@okapon1979) 2019年6月15日
「山彦8号」より。
公文式算数は、大学入試の算数を楽にすること。
だから、文章題、幾何など省くところは省き、中学、高校で困らないようなプリントになってる。— おかぽん@5y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年6月28日
「山彦9号」より
子どもの伸びる時期が分からない。
くもんは、個別学習。学校教育では、待たされる場面に、子どもは好奇心を失うかもしれない。
知りたい子どもには、先々、教えてあげる。
伸びる時期に、「うんと伸ばす」のが公文式。— おかぽん@5y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年6月28日
「山彦10号」より。
公文式算数は、高校数学を楽にする「計算力」を付けるためのメソッド。
この頃からはっきりしている。
応用力をつけようと思ったら、他の文章題を解かないといけない。
あくまで「計算力」。これが身についたと判断したら、卒業です。— おかぽん@5y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年6月28日
「山彦13号」より。
分からないことは、聞いても分からないし、分かりきったことを聞いても仕方ない。
聞いている内に分かることなら、読めばわかるだろう。
気持ちいい考え方してる。「読んで学べ」ってことだ。— おかぽん@5y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年6月28日
「山彦15号」より
最初に生徒の学力を把握し、能力よりも低めから出発する。
だから新入会生は、進度半年未満になる。
半年続けたら、大抵の子どもは、学力が一段階上がる。
つまり、半年は続けたら、学習効果が出てくる。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月4日
公文式で学力をあげるとは、計算力をあげることを目標としてる。
計算力がないと文章題を解いても間違うだけだからね。
しかもその間違いは見過ごしがち。
考え方はできてるから、ヨシとしたりする。
小さい頃に「計算力」だけは見につけたい。
いつまでも苦労するからね。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月4日
「山彦16号」
公文式の学習方法
新入生には、学力診断をして、能力より低いとこから始める。小6なのに、小4レベルの場合もある。
子どもが質問をしないでプリントできるペースを守る。聞いて分かるなら読んでも分かる。
学校の内容は、無視。効率的に計算力をあげるのが、学力向上につながる。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月4日
約半分の生徒が学習から4ヶ月で、学校の成績が上がる。
効率的な公文式プリントの効果だろう。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月4日
「山彦20号」
指導者が高校教材の解答を自分で作る。
やはり高校教材は、一人でできなくなるのだろう。
「自学自習」とするが、高校教材は、難しいようだ。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月4日
公文式の原典を読んでます。
「山彦23号」より
公文式は、生徒や親が習いたい範囲を決めるわけではない。
学校で、「普通」の生徒が、20分かかるところを5分でできるとこからスタートする。
普通なら、半年以上前からスタートする。
これに復習を加えて楽に進めていく。https://t.co/fmRi7uQKs0— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
いつも「難しくない」勉強をする。
必要な量だけ繰り返す。
つまり、「復習」を嫌う子どもは、公文式に「合わない」
子どもの性格に合わせてあげるべきだが、鈍才が追いつくには「復習」は、有効だ。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
指導者が「教室見学」をする場合、事務局が、「適当」な教室を紹介する。
つまり、指導者が教室見学をする教室は、事務局の中でも認められてるってことだ。
くもん教室を選ぶ指針になるね。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦26号」
「変化する指導方針」
くもんのプリント枚数は、はじめ3枚であった。それが1回4枚という結論に至ってる。
情報を使ってアップデートする公文式です。プリント内容もアップデートされてる。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦31号」
生徒の大会理由一覧がある。
転居、経済的理由、中学受験、クラブ活動、高校受験、学校より進んだ、計算が多い、復習が多い、教えてくれない。
全てに対策も書いてる。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦32号」
プリント一枚の「標準学習時間」を守れば、適切な「復習」が分かる。
公文式では、
「出発点を低く、枚数を多く、復習を多く」
の追求が、学習メソッドになります。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦32号」
図形問題よりも「計算問題」を重視する。数学ができるようになるには、まずは「計算力」を付ける。
本当に計算力があれば、公文式算数は要らない。
図形問題、応用問題をすれば良い。
だが、「本物」の計算力を身に付けてない生徒もいる。考え方合ってるのに、❌がつくと、辛いよね。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦35号」
消しゴムの使い方。
間違えた問題を「全て、すぐに」消してないか?
この時、間違いを「探す」のが大事であると教えないといけない。
「ミス発見能力」を高めて上げよう!— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月6日
「山彦38号」
公文式は完全に「教えない」指導ではない。
例えば、二桁の掛け算のやり方。
出発点と復習は、大事だけど、それだけでは進めない子どもには「教える指導」もする。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月8日
「山彦48号」
昭和54年時点で、東京の平均生徒数は90を超える。
当時は、算数しかなかったから、純粋な生徒数。
現在はどうなんだろう?知りたくなってきました。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月8日
「やまびこ55号」
この頃より「山彦」から「やまびこ」に名前が変わってる。
イメージを重視したんだろうね。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月8日
高校数学はほとんど「計算」
文章題ってあまりないんだよね。それでも親は、小学校の勉強イメージから、文章題をやって欲しいと願う。
公文式は高校数学をターゲットにしてる。小学校の授業じゃないんだよね。
でも計算力がアップすれば、文章題もできるようになってくる。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月8日
「やまびこ59号」
公文式は「算数の学力」以前に「自主性と集中力」が身につく。中学生においてこの二つが身についていない生徒が多く、学年が上がるにつれてこれらを身に着けるのに「苦労」する。
今はこの「中学生」が「小学生」に言い換えられてる。早期に学習習慣を身に着けると後が楽。— おかぽん@6y🚺2y🚺8m🚺定時ダッシュ帰宅 (@okapon1979) 2019年7月12日