最近、お金の教養本を読んでいます。マネー本を読むのは面白いのですが、どれも人それぞれの経験をもとにしたテクニックに見えてきたり、幸運に恵まれていたりするような話に思えてきていました。
そんな中でも昔から読まれ続ける古典の域に達しているものは、いつの時代になっても見劣りするものではないものになっているはずだと思いながら、バビロンでいちばんの大金持ちを読みました。
するとですよ、スルスルと読み進めて、あぁこんな本に出会えて良かったと思えるような昂揚感を得てしまいました!
イイっすよ。
バビロンでいちばんの大金持ち | ||||
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「お金はどうやって増えていくのか?」
この普遍的な問いへの答えは、やはり普遍的な物語の中にありました。本書は、私たち人間がつねに直面する、お金に関する様々な問題への、シンプルかつ根本的な回答が、古代バビロンを舞台にした物語としてつづられたものです。
収入と支出、節約、利殖、借金と返済、投資、貯蓄など、いかにして個人が自らの力によって経済的な繁栄をおさめるか。
そして、その繁栄をもとに、お金に支配されずにお金を逆に支配して、豊かに幸せに暮らす方法とは何か。
それらが、「アラビアン・ナイト」さながらの短編寓話の中にちりばめられた本書は、いまからおよそ90年前の、1926年に刊行されました。
以来、本国アメリカはもちろん、世界中で無数の読者を獲得し、自己啓発書の古典としていまなお読者を増やしつづけています。本書はお金に興味のある人にとっては「真理の書」であるのはもちろんのこと、単に物語として読んでもわくわくする、最高のエンタテインメントです。
大人から子どもまで、古代バビロンへ思いを馳せながら、いつのまにか豊かさとお金の関係を正しく認識することができるでしょう。
簡単には、収入の中の10分の1は貯蓄(投資)にまわし、10分の2で借金を返済し、残り10分の7で生活をするというものです。借金がなければ10分の3を貯蓄(投資)に回せますね。このような教育があれば、ぼくももっと早くから実践できていたと思いますが、まだ早く気付けて良かったです。
LIFE SHIFTを読んでから我が家の老後資金が足りなくなることは、ほぼ間違いないと感じています。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) | ||||
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誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。
働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。
目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。
みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という
3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。
その一つの答えが本書にある。100歳時代の戦略的人生設計書。
老後のためにも不労収入と言われる資産を増やしておけば、慌てて心配することもありませんしね。そのための考え方、教養を身に着けておくためにもバビロンでいちばんの大金持ちを読むことは価値があります。ストーリーも面白いのでサクッと読めます。
まさに古典ともいわれるものなので、こういう本に出会ってしまうと電子書籍ではなく、紙の本として所有したくなりますね。これからはこんな本の買い方になりそうです。電子書籍で読んで、手元に置いておきたくなったら古本で本を買う。もしくは誰かにプレゼント。バビロンでいちばんの大金持ちは子どもが新社会人になるとき買って渡せる本だと思いますよ。